旅の記録2010:淡路島・徳島への旅
洲本(その1)

2010年10月22日〜23日


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明石海峡大橋を渡り、淡路島に上陸した高速バスは、島内のバス停に止まりながら神戸淡路鳴門自動車道を南下し、
津名一宮インターチェンジで一般道に下りた。
津名港を経由し、海沿いの四国街道(国道28号)を南下すると、15時46分に洲本バスセンターに到着。

高速バスから下車すると、
南の三熊山に洲本城の石垣と模擬天守が見えた。

洲本バスセンターは兵庫県道76号の
「海岸通」交差点の一角にある。

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洲本バスセンターの対角には、
明治35年(1902年)〜37年(1904年)に洲本町長として
洲本川の付け替え工事を指揮した岩田康郎の銅像が建つ。
なお、洲本川にかかる潮橋から洲本港までの道は
彼に因んで「いわた通り」と名付けられている。
兵庫県道76号を南下する。
進行方向右側に洲本城模擬天守を見ながら進む。
「山手1丁目」交差点。
南(画面左側)に進むと三熊山の登山口がある。

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交差点の東側には三熊公園(大浜海水浴場)がある。
公園内で見かけた猫。
明治3年(1870年)に洲本で発生した庚午事変を背景とした
船山馨の小説を原作として、平成13年(2001年)にNHKで放送された
テレビドラマ『お登勢』のヒロインで、沢口靖子が演じたお登勢の銅像。
洲本城跡のうち、寛永年間に築かれた山麓部分には
現在いくつかの公共施設が建っている。
一番東側にあるのが「淡路文化史料館」(入館料:一般400円)。
歴史展示は少なめで、1階の大展示室にだんじり、
2階に民俗展示と美術展示があり、
3階には南画の直原玉青(じきはらぎょくせい)のコレクションを納めた
「直原玉青記念美術館」が併設されている。
淡路文化史料館向かいには、
江戸時代に阿波徳島藩主蜂須賀氏から洲本城代に任じられていた
稲田氏の屋敷があった。現在は念法眞教の念法寺が建っている。
淡路文化史料館の隣には神戸地方検察庁洲本支部がある。

道路を挟んだ向かいには洲本警察署がある。
江戸時代には阿波藩の洲本文武学校があったらしい。
検察庁の隣には神戸地方裁判所洲本支部がある。
石垣の北西隅部分を東西から撮影。
←東側から|西側から→
すぐそばには平成4年(1992年)に掘削された
洲本温泉の泉源地がある。
足湯としてだれでも利用できるようになっていたが、
利用者はいなかった。
洲本八幡神社。
洲本温泉の泉源地にお湯を汲みに来た
温泉事業協同組合のトラック。
八幡神社の鳥居。
八幡宮の「八」の字が鳩の形になっている。
八幡神社拝殿。
八幡神社本殿。
なお、八幡神社には
洲本城の迎賓館として使われたという「金天閣」があるのだが、
なぜか見に行くのを忘れてしまった。無念・・・。
淡路交通の洲本バスターミナル。
といっても、バスは島内発着のものも洲本バスセンターから出ており、
実質上は車庫である。
なお、かつて淡路交通が鉄道(洲本−福良)を運営していた時、
ここは洲本駅だった場所である。
10月も下旬となると、17時半を過ぎると早くも暗くなってきた。
山上にある模擬天守がライトアップされている。
明日の予定を立てるため、登山口まで来てみた。
隣にはホテル「夢海游淡路島」がある。
大浜海水浴場から洲本港方面を撮影。
この後夕食をとり、ホテルへチェックイン。
2010年10月23日土曜日
6時に起床し、
予め冷蔵庫に備え付けられていた朝食のパンを食べた。
6時半過ぎに部屋を出て、外に出ると洲本港を撮影。
昨晩宿泊した「ハーバーホテル海月」。
隣接する「海月館」の別館で、
大浴場(洲本温泉)を含めた本館の施設を利用できるが、
部屋と朝食は料金相応。
これから山の上にある洲本城跡を目指し、三熊山を登る。
昨日下見に来た登山口に到着。
案内図のようなものは建っているが、
とても読めたものではない。
この突き当りを右折すると・・・
登山道の始まり。
少し歩くと、このように洲本港を眺められるところがあった。
もう少し進むと、連続した分岐が。
手前側の分岐で右に下ると、
地図上では税務署のあたりに出るらしい。
奥のほうの分岐はこんな感じ。
地図上の位置はここ。
振り返ると、このようになっている。
左奥が先ほどの分岐。
こちらの分岐の先には鳥居が建っている。
地図上では八王子神社経由で城跡へ行けるようだ。
この先はしばらく一本道。
道の傾斜は最初以外はきつくなく、
道幅も岩殿山城とは違い比較的広いため、
楽に登れる。
途中、地元の人かどうかはわからないが
年配の人と数度すれ違った。
この石積みは往時からあったものか、
それとも後世の整備によるものか。
つづら折りの道をひたすら進む。
先ほどの連続分岐から歩くこと10分。
ここで丁字の分かれ道。
城跡へは左に進むのが正解。
道標には「洲本城本丸跡 0.3km」と記されている。
ちなみに右はこのようになっている。
地図上の位置はこのあたり。
道標には「厳島神社 0.8km」と記されているが、
上の地図には載っていない
(道標の近くにある「土砂流出防備保安林」の看板に
描かれていた図にはそれらしき道が書かれていた)。
こちらが城跡への道。
曲がりくねった道を進むと・・・
ヘアピンカーブに差し掛かる。
ヘアピンカーブの先にはU字型トラフ。
「登山者の皆様へ」と題された看板には
石垣の石が落下した際の防護柵代わりとして
設置していると書かれていた。
上を見ると、草に覆われた石垣。
別アングルから石垣を撮影。
トラフの途切れたところが洲本城搦手口。
<「洲 本その2」に続く>
現在位置はここ。
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