2012京の遊々きっぷの旅(2日目:洛中編)
洛中への道
2012年11月24日

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時刻は午前6時を数分過ぎた頃。
まだ周りは暗いが、ホテルをチェックアウトする。
ホテルそばには
竹生島行きの観光船が発着する桟橋がある。
画像右奥には小さく竹生島が見える。 対岸のほうは少しずつ明るくなってきている。
奥琵琶湖マキノグランドパークホテルから歩くこと12分、
JR湖西線マキノ駅(滋賀県高島市)に到着。
「そうだ 京都、行こう。」と決めた時、すでに京都・大阪・神戸のホテルはカプセルホテルと高級ホテル以外満室だった。
姫路なら空いているが京都までの交通費がかさむ。一方滋賀県側はどうかと調べたところ、高島市マキノ町にある
奥琵琶湖マキノグランドパークホテルを見つけた。宿泊費・京都までの交通費とも姫路より安いので、
23日はマキノで宿泊することにした。
マキノからは敦賀始発の大阪行き快速電車で京都に向かう。
快速電車にずっと乗っていけば京都駅に到着するのだが、
あえてここで途中下車。
途中下車した駅は比叡山坂本駅(滋賀県大津市)。
比叡山坂本駅前には、穴太衆積みの石垣などを配した
「坂本石積みの郷公園」がある。
公園の端には坂本出身と言われている天台宗の開祖、
「伝教大師」最澄の像がある。
比叡山坂本駅から滋賀県道316号を西に進む。 石占井(いしらい)神社。
大己貴大神を三輪山から日吉大社に勧請した際、
この場所で石に座った占いの女神に遭遇し、
女神が大神の足を井戸で洗ったという故事に由来する。
坂本三丁目交差点の西側には、県道316号を跨ぐように
日吉神社の鳥居が建っている。
交差点の南西側には、日吉大社の門を守る神
「天石門別神」を祭神とする大神門神社がある。
公人屋敷(旧岡本邸)。公人(くにん)は江戸時代に
妻帯と苗字帯刀を認められた延暦寺の僧侶。
旧岡本邸は外観・内部とも江戸時代以来の公人屋敷の
旧状をとどめており、大津市指定文化財とされている。
日吉御田(ひよしみた)神社。現地の説明板によると
井戸を信仰の対象とした農耕祭祀が起源とされている。
なお、関東地方の某大学に関係のありそうな名称だが、
境内に某大学との縁を思わせるものは見られなかった。
京阪電車の坂本駅前には日吉大社の茶園があった。
この日吉茶園は最澄が唐から持ち帰った茶の実を
植えたことを発祥とし、「日本最古の茶園」とされる。
八十八夜には神事として茶摘祭が行われる。
坂本駅の向かいにある坂本市民センター。
敷地内の燃えるように赤く染まった紅葉を撮影。
京阪石山坂本線の北端の駅である坂本駅。 石山寺行き電車に乗り、まずは浜大津へ。

浜大津で京津線の市営地下鉄東西線直通太秦天神川行きに乗り換え。
この時点では洛中で最初どこに行くか未だ決めていなかったが、
とりあえず「京都観光一日乗車券」を引き換えるため、京阪山科で下車。
地下鉄の山科駅の改札で引換券の代わりに「京都観光一日乗車券」を手に入れ、
早速自動改札に投入して使用開始。

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