旅の記録2006
金沢→北陸本線→東海道本線→特急「あさぎり」
7月16日日曜日 金沢に到着すると、駅前からバスに乗って兼六園に向かった。 |
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金沢城石川門。 今はこちらには行かず・・・ |
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桂坂口から兼六園に入園。 日曜ということもあって人通りは途切れず、 人が写りこまないように撮影するのは無理だった。 |
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日本最古のものといわれている噴水。 | |
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竹根石手水鉢。 竹の化石のように見えるが 実際は椰子類の茎と根の化石である。 |
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瓢池(ひさごいけ)。 奥の滝は安永三年に作られた翠滝。 |
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茶室「夕顔亭」。 | |
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兼六園のシンボル、徽軫(ことじ)灯籠。 | |
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霞ヶ池。 左側に見える建物は水亭「内橋亭」。 |
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雁行橋。 亀甲橋、雁金橋ともいう。 |
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唐崎松。 | |
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蓬莱島。 | |
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七福神山。 | |
日本武尊像。 台座には「明治紀念之標」と記されている。 |
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鶺鴒島。 島内にある陰陽石は誕生、相生の松は結婚、 五重の石塔は死を意味する。 |
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ここから落ちる水が翠滝となる。 | |
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金澤神社。 | |
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「金沢」の地名の由来になったといわれる 金城霊沢(きんじょうれいたく)。 |
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中はこうなっている。 | |
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下から石川門を見る。 | |
織田信長・豊臣秀吉に仕え、 五大老として豊臣政権を支えた前田利家の銅像。 |
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ぐるっと回って黒門から入城。 手前は湿生園、奥に見えるのは菱櫓。 |
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金沢城の搦手門にあたる、 国指定重要文化財の石川門。 |
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平成13年に復元された城壁と橋爪門続櫓。 | |
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同じく平成13年に復元された 五十間長屋と菱櫓。 |
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丑寅櫓跡から兼六園方向を望む。 | |
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金沢城丑寅櫓跡。 | |
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二の丸と本丸附段の間の堀に架かる極楽橋。 この後、いもり坂口から退城した。 |
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城を出て少し歩き、 「合同庁舎前」交差点から少し北に進むと 尾山神社の裏口に着いた。 この東神門は金沢城の二の丸門を移築したもの。 |
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境内には馬に乗り母衣を身につけた 前田利家の銅像がある。 利家は織田家の赤母衣衆の筆頭だった。 |
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尾山神社の神苑。 藩主の隠居所である金谷御殿の一部だった。 |
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前田利家の妻・お松の方の像。 | |
ステンドグラスの窓で有名な西側の神門を 神社の内側から撮影。 |
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外側から撮影。 | |
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尾山神社の鳥居と神門。 | |
金沢の繁華街・香林坊へ向かい、少し早めの夕食はKOHRINBO109の「飛騨の高山ラーメン」で食べた。 食後、しばらく香林坊をうろついてからバスで金沢駅前に戻り、今夜の宿である「ガーデンホテル金沢」にチェックイン。 部屋に入り、ユニットバスで汗を洗い流しした後、テレビを見ながらしばしくつろいだが、 ほどなくして眠たくなったため、いつもよりかなり早い時間に就寝。 |
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7月17日月曜日(海の日) 6時に起床。しばしまったりした後服を着替え、NHKニュースを見ながら出発の準備をしていると、ローカルニュースのコーナーで気になるニュースが。 |
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金沢駅1・2番のりば。 先発の大阪行き特急「雷鳥12号」(金沢8時10分発)や 小松行き普通列車(金沢8時19分発)は定刻通り発車していった。 |
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隣には北陸新幹線の金沢駅が、 すでにある程度形作られていた。 |
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名古屋行き特急「しらさぎ4号」がやってきた。 | |
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定刻通り、8時25分に1番乗り場に入線。 しかし・・・ |
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特急「しらさぎ4号」は発車時刻の8時27分になっても発車しない。 間もなく、「大雨により先行列車が遅れているためしばらく金沢駅に停車する」とのアナウンス。 結局、定刻より6分遅れの8時33分に金沢駅を発車した。 当初の計画では大垣で下車し始発の新快速豊橋行きに乗り継いで沼津から特急「あさぎり6号」に乗る予定で、 大垣での乗り継ぎ時間は7分とっていたため、この時点では「乗り継ぎがきつくなるけど、なんとかなるだろう」と思っていた。 だが、ここから状況がどんどん悪化していく。金沢から3駅先の松任で8時52分まで運転停車。 ここで先行していた小松行き普通列車を抜く(通常ダイヤでも同列車の追い抜きは松任で行う)も、2駅先の美川で2分間運転停車。 増水して濁流と化した梯川に架かる鉄橋を徐行しながら渡り、最初の停車駅・小松に到着したのは定刻より29分遅れの9時11分だった (ちなみに、先ほどの小松行き普通列車は定刻通りなら8時56分に到着する)。 小松駅発車は30分遅れの9時13分(本来ならこの時刻には福井駅に到着しているはず)。 今後も遅れの拡大はあっても回復は見込めないことから、この時点で当初の計画の実行は不可能と判断。 今後の選択肢としては「米原ないし大垣から普通列車を乗り継ぎ、あさぎりは諦める」「途中新幹線を使って遅れを取り戻し、あさぎりに乗る」の2つがあったが、 翌日仕事がありなるべく早く帰宅したかったこともあって後者を選択。名古屋−静岡間で新幹線を使い「ワープ」することにした。 途中、動橋(いぶりはし)駅、細呂木(ほそろぎ)駅、大土呂(おおどろ)駅の近くで北陸本線をくぐる道路が冠水しており、 「しらさぎ4号」もそのような個所や増水した川に架かる橋を渡る際には最徐行で進むなどしたため最大で78分遅れ、 大垣駅には定刻より77分遅れの12時5分に到着した(※05)。 大垣駅の4番線ホームに降りると、急いで隣の5番線に停車中の快速豊橋行きに乗り換え。 東海道本線には北陸の大雨の影響はほとんどないようで、大垣始発の快速豊橋行きは12時10分、定刻通り大垣駅を発車した。 相変わらず外は雨が降ったり止んだりだったが列車の運行に支障はなく、定刻通りの12時40分、無事名古屋駅2番線に到着。 名古屋で快速から下車すると、急いで新幹線乗り換え口へ向かい、自動券売機で静岡までの新幹線自由席特急券を購入。 中間改札を通って14・15番線ホームに上がり、目当ての列車「こだま576号」東京行きが入線する15番線で待つ。 やがて300系「こだま576号」が入線し、一番乗りで席を確保したが、 東京に着くまでに実に9本もの「ひかり」「のぞみ」に追い抜かれるからか、名古屋で乗った客は多くなかった。 13時1分、「こだま576号」東京行きは定刻通り名古屋駅を発車した。 途中、三河安城・豊橋・浜松で通過待ちを行い、14時20分、静岡駅5番線に到着。 静岡で下車し、在来線の1・2番線ホームに上がると、1番線にはすでに静岡始発の211系普通熱海行きが入線していた。 何とか座席は確保でき、電車も定刻通りの14時27分に静岡駅を発車した。 ここから沼津までは夜行快速「ムーンライトながら」で何度となく通った区間だが、日中の上り列車でとなると昨年の夏以来である。 この区間もトラブルはなく、15時20分に沼津に到着。 |
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すでに3番線には371系の 新宿行き特急「あさぎり6号」が入線していた。 |
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しかし、手持ちの乗車券は沼津までのものである。 実は、「あさぎり6号」の特急券を小田急の自動券売機で購入した際に、乗車券は同時に購入できなかったので、 当初から沼津で一旦出て乗車券を買い直す予定で、そのための時間も考慮に入れ、 沼津に15時1分に到着する普通三島行きに乗り継ぐ計画だったのだが、大雨で遅れてしまい沼津到着が15時20分となったことで、 乗車券買い直しの時間が10分しかなくなってしまった。 幸い「みどりの窓口」は混雑していなかったので、無事乗車券を購入でき、あらためて「あさぎり6号」に乗車。 15時30分、特急「あさぎり6号」新宿行きは定刻通りに沼津駅を発車し、御殿場線に入った。 現在は全線が単線となっている御殿場線は1934年までは東海道本線で、1943年までは複線だったため、 今でも複線分のスペースがあり、複線だった時の橋脚や橋台が多数残っている。 それらを見ながら「あさぎり6号」は16時20分、松田駅の1番線ホーム(あさぎり号専用)に到着。 これで去年の国府津−松田間とあわせて御殿場線の完乗達成。 1分後、「あさぎり6号」は連絡線を通って小田急小田原線に入り、新宿方面へ向かった。 そして町田で「あさぎり6号」から下車し、自宅最寄り駅に停車する列車に乗り換えた。 |
※04:後でこの記事を書くためにいろいろと検索をしていたら、この後、梯川が計画高水位に達したり、北陸線が特急を含めて15本運休となったりしたそうで、
朝のうちに移動したことで難を逃れたようだった。
※05:特急「しらさぎ4号」の当日の発着時刻、および定刻に比べての遅れは以下の通り(手もとの時計での計測のため、公式のものと違う場合があります)。
駅 名 | 着時刻 | 遅れ | 発時刻 | 遅れ | 備 考 |
金 沢 | 825 | 0 | 833 | +6 | |
小 松 | 911 | +29 | 913 | +30 | 途中、松任と美川に運転停車 |
加賀温泉 | 929 | +38 | 930 | +38 | |
芦原温泉 | 1004 | +62 | 1004 | +61 | |
福 井 | 1021 | +68 | 1023 | +69 | |
鯖 江 | 1038 | +76 | 1039 | +77 | ここまで途中の区間で速度規制がかかっていた |
武 生 | 1043 | +76 | 1044 | +77 | |
敦 賀 | 1103 | +77 | 1104 | +78 | |
米 原 | 1137 | +78 | 1142 | +78 | ここで進行方向が変わる |
大 垣 | 1205 | +77 | ---- | --- | 当駅で快速豊橋行きに乗り換え |
おまけ:今回の旅で使用したきっぷはこちら