円町駅別館 YenTown Station annex旅の記録2006
急行「能登」→富山

2006年7月15日〜16日


2006年7月15日(土曜日)

急行「能登」の始発駅である「東京の北の玄関口」上野駅には23時1分に到着。
地平ホームに移動すると、ちょうど13番線から寝台特急「北陸」※01)が発車するところだった。
特急乗り換え口を通って16番・17番ホームに行くと、まもなく上野止まりの特急「フレッシュひたち68号」が17番線に入線してきた。

上野駅(地平)16番線の発車案内。
数分後、ボンネット形先頭車が特徴的な489系急行「能登」が16番線に入線。
JR時刻表には23時13分入線とあったが、実際にはそれよりも早かった。

23時33分、金沢行き急行「能登」は上野駅地平ホームから発車。
23時59分、最初の停車駅・大宮に到着した。

2006年7月16日(日曜日)

日付が変わって7月16日の0時1分、大宮駅を発車。
高崎線に入ると、先行列車(上野23時23分発の普通籠原行き)が遅れているのか速度が少し落ち、熊谷駅には定刻より2分遅れの0時35分に到着。
熊谷を出ると、前を塞いでいた先行列車が終着の籠原に着いたためか速度が戻り、高崎駅には定刻通り1時1分に到着。

高崎駅2・4番線ホームの発車案内。
この高崎で右の快速「ムーンライトえちご」(新宿始発)を追い抜く。
高崎ではホームの向かい側に、
新宿23時9分発の485系快速「ムーンライトえちご」新潟行きが停車していた。
1時8分に高崎を出て上越線に入ると、車内放送は富山駅到着10分前まで中止となり、照明も群馬総社を通過した後に減光された。
時刻表の上ではこの先は直江津まで止まらないことになっているが、1時54分水上駅に運転停車した。2分後に発車し、再び闇夜の中を北上する。
1時間以上走りつづけた後、3時11分、北陸本線との合流点・宮内駅に運転停車。1分後に、金沢とは逆方向の新潟方面に向かって発車した。
3時16分に次の駅・長岡で運転停車すると、ここで進行方向が逆となり、7分後に金沢方面に向かって発車した。
先ほど運転停車した宮内を今度は通過。
4時を過ぎると空が少しずつ明るくなり始め、4時13分、JR東日本とJR西日本の境界駅・直江津に到着。
3分後に発車し、日本海を右手に見ながら途中糸魚川・泊・入善・黒部・魚津・滑川に停車した後、車内の照明が元の明るさに戻り、
急行「能登」
は5時41分、最初の目的地・富山に到着した。
富山駅2・4番のりば。
奥の列車は5時45分発の特急「しらさぎ2号」名古屋行き。
富山駅南口。
富山ライトレール富山港線・富山駅北駅(※02)。
15分ほど待つと、鶯色の帯をまとったTLR0604がやってきた。
富山駅北駅に到着する直前のTLR0604。
併用軌道区間のため、赤信号の時はTLRの車両も信号待ちをする。
富山駅北駅1番線に入線したTLR0604。
6時35分に富山駅北を発車した岩瀬浜行きTLR0604は
途中の奥田中学校前駅(※03)までは新設された併用軌道を走り、
その先からはJR時代の路盤を利用した専用軌道に入った。
6時57分、TLR0604は終点の岩瀬浜駅に到着した。
曇天の富山港(岩瀬浜付近)。
TLR0604から降りた後、富山港を見たり岩瀬浜を歩いたりしたが、
天気が悪いのと、特に見るべきものがなかったことから、
早々に岩瀬浜駅に戻った。
富山ライトレール富山港線の終点・岩瀬浜駅。
ホームをはさんで線路の反対側にはフィーダーバスが発着する。
赤色の帯をまとった7時31分発の富山駅北行きTLR0601に乗って
一旦富山駅に戻った。
富山駅に戻ると、北陸本線の線路沿いを魚津方面に10分ほど歩き、
富山港線の旧線の跡を見に行った。
ここは2006年2月いっぱいで廃止された富山口駅のホーム。
富山港線富山口−(奥田中学校前)間の廃線跡。
岩瀬浜方面に向かって撮影。
富山港線富山口−(奥田中学校前)間の廃線跡。
岩瀬浜方面に向かって撮影。
富山港線(奥田中学校前)−富山口間の廃線跡。
富山方面に向かって撮影。まだ枕木が数本残されていた。
廃止された富山口踏切。
JR西日本が設置した「踏切とまれ」の標識はまだ残っていた。
富山口踏切から岩瀬浜方面を望む。
赤江川に架かる鉄橋。
この鉄橋を渡って左カーブを進むと、
その先には現在線との合流点である奥田中学校前駅(「中学校」踏切跡)が見える。
「中学校」踏切跡。
旧線の跡はここまでで、道路を挟んで反対側には奥田中学校前駅がある。
富山ライトレール富山港線・奥田中学校前駅。
左手に延びる線路は富山駅北方面への併用軌道、
奥に伸びる線路は岩瀬浜方面への専用軌道。
富山ライトレール奥田中学校前駅1番線ホームと、
少し離れたところに設置されている、専用軌道区間の起点(0キロ)を表すキロポスト。
奥田中学校前駅から旧線方面を望む。
点灯している赤い×はライトレールに対する停止信号。

奥田中学校前駅からは併用軌道に沿って富山駅まで歩いて戻った。
再び富山駅まで戻ると、今度は南口にまわり、歩いて富山城址へ。
ここは富山城址公園の入り口。
富山城模擬天守。
中は富山市郷土博物館になっている。
堀越しに撮影した富山市郷土博物館。

富山地方鉄道市内線で三度富山駅へ。11時16分、富山始発の金沢行き普通列車で次の目的地・金沢に向かった。


※01:上野−金沢間で運行されていた寝台特急。急行「能登」と同じく長岡で進行方向を逆にするため、宮内を2度通過していた。2010年3月の「ダイヤ改正」で廃止。

※02:富山ライトレール富山港線はこの年の2月までJR西日本の路線で、普通の電車が富山−岩瀬浜間を走っていた。4月に富山ライトレールの路線として再開業した。JR時代は富山駅に乗り入れていたが、LRT化にあたって富山駅北−奥田中学校前間に併用軌道が新設され、富山−富山口−奥田中学校前(JR時代は駅はなく、富山口の次は下奥井だった)と富山口駅は廃止となった。

※03:富山ライトレールとしての開業時に新設された駅のうちの1つ。併用軌道区間と専用軌道区間の境となっており、1番ホーム北側には専用軌道区間0キロを表すキロポストが設置されている。旧線はこの駅(JR時代には駅はなく、かわりに「中学校」踏切があった)からさらに南に伸びていた。


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