旅の記録2010
北条→小田
Hōjō→Oda
[茨城県つくば市]
2010年3月20日
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春分の日を含む3連休の初日、 正月に金沢・鎌倉へ一緒に行った友人J氏に誘われ、つくばエクスプレスの秋葉原駅改札で待ち合わせた。 7時ちょうど発の快速つくば行きに乗車し、終点・つくばには7時45分に到着。 A3出口から地上に出た。 |
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出口のすぐそばにある3番のりばに停車していた7時50分発の筑波山口行き「つくバス・北部シャトル」に乗り換え、筑波庁舎停留所(旧筑波町役場)で下車。 | |
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国道125号を土浦方面に歩いていくと、時折自転車や歩行者が行き交う小さな道をオーバークロスする。 画面左のほうには気になるものが見える。 |
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道の真上に立って撮影。 | |
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筑波東中学校のほうから回りこんで近づく。 道は雑草に覆われた鉄道のホームの脇を通っている。 道と反対側にあるホームの上には家が建っており、「ホーム(platform)の上にホーム(home:家)が建っている」というつまらないギャグのような光景となっている。 |
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ホームの脇を通る道は、かつて土浦と岩瀬の間で運行されていた筑波鉄道筑波線の廃線跡を整備したサイクリングロード「つくばりんりんロード」。 そして、ここは筑波線の常陸北条駅跡。 他サイトに掲載されていた廃止前の写真によると、この駅は家が乗っかっているほうのホームに駅舎があって、反対側のホームの両側に線路が通っている、いわゆる「国鉄型2面3線」の駅だったらしい。 |
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島式ホーム。 手前は花壇、奥のほうは待合所の跡だろうか。 |
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岩瀬方から撮影。 | |
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同じ場所から岩瀬方面を向いて撮影。 | |
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島式ホームへ上がる階段。 | |
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土浦方のサイクリングロードとの合流点手前から土浦方面を撮影。 ここから常陸小田まで筑波線廃線跡のサイクリングロードを進む。 |
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国道125号を潜る。 | |
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しばらく進んでから振り返って岩瀬方面を撮影。 | |
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サイクリングロードの両脇には桜の木が植えられている。 | |
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途中で見かけた建物らしい建物はつくば市筑波農協のカントリーエレベーターくらいだった。 | |
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踏切跡らしき交差点。 裏向きの標識のそばにある距離標には「岩瀬から26km」と記されている。 この交差点を境に舗装の色が違うのは、土浦方は自転車道としての整備が遅れたため。 |
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このサイクリングロードは茨城県道501号(筑波自転車道)になっている。 距離標のこちら側に記されているのは「土浦から14km」。 |
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さらに1km進む。 土浦から13km/岩瀬から27kmの距離標があり、交差点の奥には林が見える。 |
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サイクリングロードは林を突っ切っているが、ここでサイクリングロードを外れて交差点を右折する。 | |
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着いたのは萬松山龍勝寺。 | |
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この寺に来た最大の目的が、小田城から移築されたといわれる大門。 | |
大門のそばには「弔城趾」と題された長歌の歌碑と「禁葷酒」の三文字が刻まれた戒壇石が置かれていた。 「禁葷酒」は葱や韮、大蒜など臭いの強い野菜(=葷)と酒を寺内に持ち込んではならないと言う意味で、昨年9月に訪れた浜松の普済寺のように「不許葷酒入山門」(葷酒山門に入るを許さず)と書く場合もある。 |
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大門を裏側から撮影。 | |
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龍勝寺山門。 | |
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龍勝寺本堂。 | |
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山門を裏側から撮影。 | |
龍勝寺を後にし、常陸小田駅跡へと向かう。 途中、小道に錆びた「二輪以外の自動車通行止め」標識を見つけたが、その下の注意書きが「この先100m踏 切」。 筑波線が廃線となって26年経ち、無用の長物と成り果てた今でも、かつてここに鉄道が通っていたことを物語っていた。 |
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踏切跡に出るべくさらに道を進んだものの、どうやら道を間違えたらしい。 <現在地は右のGoogleマップ(写真)で表すと、6つの赤い屋根の住宅が集まっているところ> 手持ちの地図を確認しようとしていたところ、自転車に乗った少年が抜け道を教えてくれた。 |
大きな地図で見る |
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親切な少年にお礼を言うと、教えてもらった道を通り、叢にできた踏み跡の道を上る。 | |
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なんと常陸小田駅跡のホーム上に出た。 早速土浦方を向いて撮影。 |
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岩瀬方を向いて撮影。 本来到達するはずだった「踏切跡」は画面中央の赤い「止まれ」標識のあたりにあった。 |
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「駅前広場」には「右小田城趾」と刻まれた石碑が建っていた。 これはいつ頃作られたのだろう。 |
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岩瀬方から構内を撮影。 某所で見た廃止前日の映像では画面右側のホームの手前が盛り上がっていて、桜の木と13kmのキロポストがあるのを確認できたが、現在その部分は平坦化されてしまったようで、残念ながらキロポストは発見できなかった。 |
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土浦方から構内を撮影。 | |
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駅舎跡。 |
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次の目的地は小田城跡。 城跡に行くならサイクリングロードを土浦方面に進めばすぐだが、土浦へ移動する際に乗るバスの時刻が事前に確認できなかったため、国道125号にある「小田」バス停に行って時刻を確認してから城跡に向かった。 |
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