円町駅別館 YenTown Station annex北海道東日本パスの旅2007
(5日目:2007年8月10日)

→函館→新中小国→青森→盛岡→仙台→勝田→日暮里→新宿


日付が変わって伊達紋別長万部と停車していき、函館本線を砂原回りで南下した急行「はまなす」は2時42分に函館に到着した。
機関車付け替えのために取られている18分間の停車時間は、全車禁煙の車内で我慢してきたスモーカーにとっては貴重な喫煙タイムだったようで、多くの客がホームの喫煙コーナーでタバコを吸っていた。
急行「はまなす」は3時0分に函館を発車。ここから終着の青森までは11号車が先頭、1号車が最後尾となる。
3時51分に木古内知内間で札幌行き寝台特急「北斗星1号」とすれ違い、3時59分に青函トンネルに突入。
直後に寝台特急「北斗星81号」とすれ違った。4時11分に吉岡海底駅、4時17分にトンネル最深部、
4時27分に竜飛海底駅をそれぞれ通過し、4時41分に青函トンネルの出口に到達。約3日ぶりに本州に戻ってきた。
その喜びもつかの間、津軽今別を通過して11分後の4時58分に突然の運転停車。
5分後に動いたものの、5時7分に再び運転停車し、減光されていた車内の照明が元の明るさに戻った。
普段なら何事もなく通過するため、一般の乗客からすれば何にもないところに停車したとしか思えないだろうが、鉄道マニアのはしくれとしては知らないわけがない。
ほどなくして車内放送で説明された、一般人には聞きなれないその場所の名は、新中小国信号場
新中小国信号場は海峡線(木古内新中小国:JR北海道所属)と津軽線(三厩新中小国青森:JR東日本所属)の分岐点であり、JR北海道とJR東日本の正式な境界となっている場所である(運賃計算などにおいては客扱いを行う中小国駅を境界としている)。
車内放送によると、この先の郷沢駅までの間で局地的な大雨により運転見合わせということで、雨が弱まるまで新中小国で抑止となってしまった。
待つこと1時間半以上、6時58分に(交換可能な駅である)蟹田まで35km/h制限で行くとの放送があり、7時ちょうどに急行「はまなす」はようやく新中小国信号場を発車した。
蟹田駅には7時12分に到着し、臨時で客扱いを行った。
7時19分に蟹田を発車すると、奥内特急「白鳥41号」との(本来はなかったはずの)行き違い。
7時48分にハイケンスのセレナーデとともにまもなく青森に到着するという放送が入ったが、続いて急行券払い戻しについての放送があった。
この急行「はまなす」が時刻表通りなら青森駅に到着する時刻は5時35分のはずだったので、青森駅に到着していないこの時点ですでに2時間以上遅れての到着が確定しているためである。
終着の青森駅には結局7時55分に到着。所定時刻より2時間20分遅れての到着であった。
青森駅では払い戻しに行く暇もなく8時2分発の普通八戸行きに乗り換え、9時34分に八戸に到着。
八戸からはIGR車両の快速盛岡へ。
盛岡到着時点では当初の予定より1時間半ほど遅れていたが、新幹線を使えば遅れを解消することができるため、盛岡始発の「やまびこ56号」に乗車、仙台には当初の予定より5分早い14時19分に到着した。
仙台からは当初の予定通り常磐線へ。
途中原ノ町いわきで乗り継ぎ、勝田で乗り換えた上野行きはSuicaグリーン券を購入してグリーン車へ乗車した。
日暮里で山手線に乗り換え、新宿駅で旅は終了。家に着いた時には8月10日はあとわずかとなっていた。
八戸駅 盛岡駅 常磐線グリーン車
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