円町駅別館 YenTown Station annex旅の記録2007
リアスシーライナー
Rius Sea Liner
八戸→久慈→宮古→釜石→盛→気仙沼→前谷地→小牛田→仙台
(八戸線・三陸鉄道北リアス線・山田線・三陸鉄道南リアス線・大船渡線・気仙沼線・石巻線・東北本線経由)

2007年8月2日


2007年8月1日16時47分
東京駅新幹線のりばにて発車案内を撮影。
往路は16時56分発の東北新幹線「はやて27号」で八戸へ直行した。
今回使用したきっぷ。
左上が往路の乗車券+新幹線特急券。
右上が復路の仙台から使用したした新幹線特急券。
いずれも席番号は券売機で7号車7番E列を指定した。
下の2つは復路で使用した乗車券。
三陸鉄道を2回経由するため1枚のきっぷで発券できず、山田線の大槌駅で分割されて2枚に。
そして2枚目も経由が多すぎてスペースが足りず、途中から手書きになっている。
ちなみに左下の経由は「八戸線・久慈・三陸鉄道・宮古・山田」、右下の経由は「山田・釜石・三陸鉄道・盛・大船渡線・気仙沼線・石巻線・東北・仙台・新幹線・大宮」と記載されている。
2007年8月2日7時25分
一夜明けた八戸駅前。
今回宿泊したのは右に写っている「ホテルメッツ八戸」。
4日後の「北海道&東日本パスの旅」1日目でもお世話になった。
八戸駅改札階の発車案内。
右側のIGR・青い森鉄道の発車案内には
(青春18きっぷではご利用になれません)
という注意書きが表示されている。
この日運行される予定の臨時列車。
八戸駅2・3番線の発車案内(英語表記に切り替わった状態)。
7時55分発の普通列車の行き先はセイムではなく「鮫」である。
3番線に入線した仙台行き「リアスシーライナー」。
リアスシーライナーの車内限定で販売された弁当。
8時11分にリアスシーライナーは八戸駅を発車した。
鮫駅を過ぎると、進行方向左手にはウミネコの繁殖地として知られる陸繋島・蕪島が見える。
[八戸線:宿戸→陸中八木]
進行方向左側に見える海岸を撮影。
海には多くの漁船が出ていた。
陸中八木駅と八木港。
八戸線の終点・久慈駅に到着。
ここから先は第3セクター・三陸鉄道の北リアス線に入る。
久慈駅では14分間停車。
1番線には10時ちょうど発の八戸行き列車が停車していた。
三陸鉄道北リアス線野田玉川駅の駅名標。
野田玉川駅ホームと待合室。
[三陸鉄道北リアス線:野田玉川→堀内]
安家川(あっかがわ)橋梁で運転停車。
下に見える橋は国道45号(浜街道)の安家大橋。
安家川の上流方向。
安家川の河口。
三陸鉄道北リアス線堀内(ほりない)駅前。
[三陸鉄道北リアス線:堀内→白井海岸]
三陸鉄道北リアス線田野畑駅前。
平井賀川の水門は三陸鉄道の車両と同じ塗装が施されていた。
三陸鉄道北リアス線島越駅。
島越駅に停車中の仙台行きリアスシーライナー。
田老駅で久慈行き列車と交換。
前述の特製弁当はこの列車に積まれて運ばれてきた。
昼食として購入したのは1500円の「海のじゅうたん弁当」。
北リアス線の終点・宮古駅に到着。この先はJR山田線。
隣には盛岡発久慈行きの快速「さんりくトレイン北山崎号」が停車していた。
[山田線:吉里吉里→大槌]
大槌駅手前で大槌川を渡る。
釜石駅からは三陸鉄道南リアス線になる。
[三陸鉄道南リアス線:釜石→平田]
釜石駅を発車後、甲子川を渡る。
奥に見える橋は国道45号の矢の浦橋。
三陸鉄道南リアス線吉浜駅。
吉浜は乾鮑の産地として、国内よりも中国などの国外で知られる。
[三陸鉄道南リアス線:吉浜→三陸]
吉浜湾。
奥に見えるのは吉浜海水浴場。
[三陸鉄道南リアス線:吉浜→三陸]
吉浜湾の向こうには根白漁港が小さく見える。
[三陸鉄道南リアス線:三陸→甫嶺]
越喜来(おきらい)湾の泊漁港。
[三陸鉄道南リアス線:小石浜(現:恋し浜)→綾里]
綾里(りょうり)湾。
右手に見える港は野々前漁港。
南リアス線綾里駅に立てられていた「リアスシーライナー歓迎」の幟。
綾里駅の駅名標。
三陸鉄道南リアス線の終点・盛駅に到着。
「リアスシーライナー」運転日には1本前の定期列車(北行の場合は1本後)がレトロ調車両「さんりくしおさい」を連結した「シーライナーサポート」として運行された。
盛駅には2社の駅名標がある。
こちらはJR(←国鉄)大船渡線のもの。
こちらは三陸鉄道南リアス線の駅名標。
岩手開発鉄道の盛駅。
1992年まで旅客営業を行っていたときのホームが残っていた。
盛駅に停車中の仙台行きリアスシーライナー。
リアスシーライナーはJR大船渡線に入り、さらに南下する。
進行方向左手に広がる大船渡湾。
大船渡線小友(おとも)駅。
小友駅に停車中の仙台行きリアスシーライナー。
[大船渡線:小友→脇ノ沢]
広田湾と広田半島。
気仙沼駅に到着。
天井からは「みちのく風鈴」が吊るされていた。
ここからは気仙沼線を進む。
[気仙沼線:志津川→陸前戸倉]
志津川湾に浮かぶ荒島(あれしま)。
車窓から海が見えるのもあとわずか。
陸前戸倉から内陸を進んだ仙台行きリアスシーライナーは前谷地で石巻線に入り、小牛田(こごた)駅に到着。
ここからは最後の区間・東北本線に入る。
駅構内にはジョイフルトレイン「こがね」が留置されていた。
小牛田駅に停車中の仙台行きリアスシーライナー。
[東北本線:松島→塩釜]
松島付近。
下に見える線路は仙石線。
10時間以上かかって終点・仙台に到着。
新幹線のりばには仙台七夕の飾りが吊るされていた。
東北新幹線「やまびこ66号」で大宮まで行き、埼京線に乗り換えて帰京した。
この旅で通ったところの多くが、2011年3月11日の地震と津波で大きな被害を受けました。
そして、そのうちの一部は鉄道としての復旧を断念し、この旅と同じ行程での「リアスシーライナー」は二度と運行できなくなってしまいました。

旅の記録トップに戻る

円町駅別館トップに戻る

円町駅別館 YenTown Station annex