円町駅別館 YenTown Station annex旅の記録2006
奈良→大阪→急行「きたぐに」→大糸線

2006年9月16日〜18日


夏の「青春18きっぷ」の利用可能期間が終了して数日後、空席の目立つ快速「ムーンライトながら」に乗って西を目指した。
小田原で普通列車の接続待ちをしたため、発車したのは20分遅れの1時26分。
この遅れは浜松で13分まで縮まり、浜松での停車時間が削られたことで解消されたが・・・。
名古屋には6時5分、定刻で到着し、関西本線の6時40分発亀山行き普通列車に乗り換えた。
7時46分、JR東海とJR西日本の境界駅・亀山に到着。
亀山からはJR西日本の車両で加茂へ。
そして加茂から大和路快速大阪行きに乗り継ぎ・・・
奈良駅に到着。
2010年の平城遷都1300年記念に合わせて高架化工事が進められていた。
奈良駅の旧駅舎。現在は観光案内所として使われている。
奈良駅前には「平城宮大極殿跡標」と常夜燈がある。
猿沢池。
春日大社の一の鳥居。
鳥居をくぐって先に進むと、
鹿が観光客に餌をねだっていた。
一の鳥居からまっすぐ進むと春日大社に行けるが、今回はそちらへ行かず・・・
奈良国立博物館へ。
修学旅行で奈良へ来たとき、ここは入れなかったので、この日ようやく国立博物館全館訪問を達成した。
片山東熊の設計による奈良国立博物館本館。
国指定重要文化財。
山奥でもないのにこの標識があるのは奈良くらいだろう。
奈良公園。
ここにもたくさんの鹿がいる。
東大寺に向かう途中、突然川岸から鹿が上がってきた。
「華厳宗大本山東大寺」の石碑が立つところで撮影。
奥には南大門が見える。
橋の下に流れる川は・・・
吉城川(よしきがわ)。
途中暗渠になり、奈良女子大学の北側で佐保川に合流、さらに大和郡山市の奈良県浄化センターそばで大和川に合流して大阪湾に注ぐ。
東大寺南大門。
この先にも行ったが、有料区域には入らず東大寺を後にした。
そして、近鉄奈良駅から近鉄奈良線で2つ先の大和西大寺駅へ。
大和西大寺駅から少し歩くと・・・東大寺と対になる寺だったにもかかわらず、規模ではすっかり差をつけられてしまった感のある、真言律宗総本山の西大寺。
東門から境内に入る。
四天王像や十一面観音像(いずれも重要文化財)が収められている四王堂。
五重の東塔があった跡。
西大寺本堂。
西大寺の境内飛び地にある石落神社。
奈良市指定文化財の本殿は階段のない見世棚造となっている。
西大寺からしばらく北に歩くと八所御霊神社という神社があった。
あるサイトによると秋篠寺の鎮守だったらしい。
そして、ここで右に向くと・・・
秋篠寺の南門。
ここから秋篠寺の境内に入り、一通り見学した後、奈良競輪場の脇を通って近鉄京都線の平城駅へ向かった。
平城駅から近鉄奈良駅に戻り、徒歩でJR奈良駅へ行き、区間快速大阪行きに乗車。
天王寺駅で下車し、谷町筋を北に、国道25号を西に進み、動物園の北側を通り過ぎると・・・
新世界の象徴、通天閣が見えた。
堺筋とぶつかる恵比寿交差点の一角には阪堺電車の起点・恵美須町駅があった。
堺筋を北に進むと日本橋筋商店街「でんでんタウン」。
東京の秋葉原と並び称される電気街。
そして、秋葉原と同じようにオタク系ショップも増えつつあった。
でんでんタウンの北端までは行かず、途中で西側に抜け、大阪球場跡地のなんばパークスにある「浪花麺だらけ」で夕食をとった。
南海ホークスメモリアルギャラリーを見学した後、しばらく難波で時間を潰し、頃合いを見て大阪駅へ。
それでも大阪駅で1時間近く待った。
23時3分、11番のりばに新潟行き急行「きたぐに」が入線。
一通り撮影すると、6号車(グリーン車)に乗り込んだ。
なお、これがグリーン車初乗車である。
23時27分、急行「きたぐに」は大阪駅を発車した。
翌日は5時28分に糸魚川で下車する予定。
いつもなら興奮して眠れないのだが、このときだけはいつのまにか眠ってしまっていた。
翌朝のグリーン車。
急行「きたぐに」は途中の駅で長時間停車している。
とりあえず外に出てみる。
ここは富山県下新川郡朝日町にある泊駅。
所定の停車駅だが、すでに発車すべき時刻を1時間以上過ぎている。
車内放送によると、青海−糸魚川間で強風による規制がかかっており運転できないらしい。
富山方面へ行く列車は動いており、この列車で引き返す客もいた。
結局、糸魚川行き普通列車が青海まで運転されることになり、列車は(これも所定より22分遅れの)9時24分に泊駅を発車した。
急行「きたぐに」が泊駅を発車する所定の時刻は5時8分だったので、すでに4時間以上の遅れである。
青海には9時46分に到着し、2台目の代行バスで糸魚川へ。
当初の予定より5時間遅れの10時30分頃、ようやく糸魚川駅に到着した。
3番のりばとその隣の線路にEF510とEF81、新旧の電気機関車が並んで停車していた。
2番のりばには大糸線のキハ52が停車していたが、ドアは開かなかった。
なぜなら・・・
台風13号の影響による強風で大糸線も運休になっていた。
南小谷までは代行バスならぬ代行タクシーで向かうことになった。
11時49分、南小谷駅到着。
ここからはJR東日本の縄張りで、南小谷駅もJR東が管理している。
同じ大糸線でもJR東の縄張りでは通常運転だった。
ここからE127系の松本行き普通列車に乗車。
大糸線は姫川に沿って南下する。
仁科三湖のうち、最も南に位置する木崎湖。
某アニメの「聖地」として「巡礼」する人たちがいたらしい。
14時15分、松本に到着。
当初はここで松本城に行く予定を立てていたのだが、この遅れではそれどころではなく、改札を出ず14時34分松本始発の高尾行きに乗車。
結局松本城を見に行けたのは3年後となった。
小淵沢で新宿行き「ホリデー快速ビューやまなし」に乗り換え、立川で下車。
南武線に乗り換えて帰途に着いた。

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