円町駅別館 YenTown Station annex 旅の記録2006
広 島
ひろしま Hiroshima
[広島県広島市]
2006年11月1日〜3日

11月1日深夜、東京駅から大垣行き夜行快速「ムーンライトながら」で西に向かう。
大垣で加古川行き快速電車→米原で播州赤穂行き新快速電車
相生で三原行き普通列車→岡山で岩国行き普通列車と乗り継ぎ・・・
11月2日14時31分、広島駅に到着。
駅前には広島電鉄の路面電車が乗り入れているが、今は乗らず、徒歩で最初の目的地を目指す。
栄橋から猿猴川(左側)と京橋川(右側)の分流点を見る。
最初の目的地は広島藩浅野家の大名庭園である縮景園。
園内の流川には蟾蜍(ひきがえる)に似た自然石「蟾石(かえるいし)」がある。
園内中央部に広がる濯纓池(たくえいち)。
満潮時に京橋川の水を取り入れているため、池の水は汽水である。
濯纓池を二分する跨虹橋(ここうきょう)。
濯纓池の東側。
奥に見える東屋は「悠々亭」。
東端から濯纓池を見る。
園内最高所の迎暉峯(げいきほう)。
昔はここから厳島などが見えたらしい。
迎暉峯から濯纓池を見る。
北側から濯纓池を見る。
奥に見える東屋は「超然居」。
北西部にある数奇屋造(一部書院造)の茶屋「明月亭」。
西側にある茶屋「夕照庵」。
楊貴妃型石燈籠。
形が楊貴妃のかぶっていた冠に似ていることからその名がついた。
園内のほぼ中央にある「清風館」。
縮景園前電停から路面電車に乗り、八丁堀で乗り換え・・・
ここで下車。
左手に建っているのは・・・
1915年にヤン・レツル設計の「広島県物産陳列館」として完成、30年後の8月6日に原子爆弾「リトルボーイ」によって広島県産業奨励館と名を変えていたこの建物は大破、壁の一部と円蓋の鉄骨のみが残された。
原爆による惨禍を後世に伝えるための「負の世界遺産」として永久に保存されることとなった、この残骸の通称は「原爆ドーム」。
南側から「原爆ドーム」を見る。
元安川の対岸に渡って「原爆ドーム」を見る。
広島の市街地にあって、他の建物との間には緩衝地帯が設けられている。
被爆して10年後の昭和30年に白血病で亡くなった中学生・佐々木禎子の同級生が「原爆で亡くなった子供たちの慰霊碑」の建立を呼びかけ、昭和33年に建てられた「原爆の子の像」。
平和記念公園内に灯され続けている平和の灯。
奥に見えるのは広島平和記念資料館。
原爆投下から7年後の8月6日に原爆死没者の慰霊碑として建てられた、広島平和都市記念碑。
中央の石室には原爆によって亡くなった方々の名簿が収められている。
公園内にある平和祈念像。
平和記念資料館1階には「地球平和監視時計」が設置されている。
一番上のアナログ時計の文字盤には原爆が投下された時刻「8時15分」を表す針が描かれており、その下には原爆投下からの日数と最後の核実験からの日数がカウントされている。
なお、24日前(10月9日)に行われた核実験は北朝鮮が咸鏡北道で行った同国初の地下核実験。
広島平和都市記念碑と同じ日に設置された「平和記念ポスト」。
暗くなってきたため、路面電車で広島駅前まで戻り、夕食をとった後JR西日本系列のビジネスホテル「ヴィアイン広島」へチェックイン。
翌日(11月3日)、ホテルをチェックアウトすると、徒歩で広島城へ向かった。
広島城内に置かれていた帝国陸軍歩兵第11連隊の跡。
広島出身の元内閣総理大臣・池田勇人の像。
門跡の手前には廣島護国神社の鳥居が立っていた。
内堀と石垣。
裏御門から入城。
日清戦争の際に設けられた広島大本営の跡。
大天守前に到着。
しかし、まだ開館時間(9時)前なので入れない。
そこで、先に廣島護国神社へ。
第二次世界大戦中、中国軍管区司令部の地下通信室だったところ。
ここから原爆被災の第一報が発せられたという。
内堀には多数の鯉が泳いでいる。
プロ野球の「広島東洋カープ」のチーム名は広島城の鯉からつけられた。
大天守に戻ってきた。
なんとこの日(11月3日=文化の日)は入館料が無料。
事前に調べてなかったので、得した気分に。
大天守から南西方向を見る。
画面奥には(少々見づらいが)広島市民球場が見える。
本丸中御門跡。
1991年に復元された二の丸表御門(内側)。
二の丸の南側。
右奥には国税局・法務局・中国地方整備局などの官庁が見える。
二の丸表御門(外側)。
大天守と西側の堀・石垣。
大天守の左に見えるのは広島市立基町高等学校。
広島市民球場そばまで来てみた。
広島東洋カープが昭和32年から平成20年までホームスタジアムとして使用してきた広島市民球場。
平成21年からは広島駅近くにできた新球場(ネーミングライツにより「MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島」を名乗る)をホームスタジアムとしている。
長らく広島市民球場の最寄りだった「原爆ドーム前」電停。
ここから路面電車に乗って広島駅へ。
広島からは岡山行きに乗車。
岡山駅で新幹線に乗り換える。
乗車する列車の入線時刻より少し早くホームへ上がると、
博多方からN700系の試運転列車がやってきた。
N700系Z0編成の博多方先頭車。
自分以外にもこの列車には多くの人がカメラを向けていた。
岡山始発の東京行き「ひかり378号」で帰京。

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